Calam-Arch-Installer のインストール

2025-03-10

Calam-Arch-Installer とは

Calam-Arch-Installer は、Arch Linux を Calamares でインストールするためのディストリビューション。パッケージのすべてが Arch 純正なので、派生系特有の不具合が生じにくい。

ダウンロード

こちら

Ventoy をUSBメモリにインストール

Ventoy をUSBメモリにインストールすると、USBメモリ内のISOファイルを起動できるようになる。

ventoy-*-linux.tar.gz をダウンロードして展開。

USBメモリを差し込んで Ventoy インストーラを起動。

./VentoyGUI.x86_64

インストール先を必ず確認。
新規の場合は「Install」を選択。USBメモリがフォーマットされ、内容がすべて消える。
アップデートの場合は「Update」を選択。USBメモリの内容は維持される。

Calam-Arch-Installer のISOファイルをUSBメモリにコピー

Calam-Arch-Installer のISOファイルをUSBメモリにコピーする。
Kubuntu などの利用者が多いOSも予備としてコピー。Calam-Arch-Installer のインストールが失敗したとき、予備のOSがないと何もできなくなる。

Calam-Arch-Installer をシステムにインストール

USBメモリを挿してPCの電源を入れる。

BIOS画面でブートメニューキーを押し続ける。ブートメニューキーは次のとおり。

メーカー ブートメニューキー
ASUS F8
ASRock F11
GIGABYTE F12
MSI F11

ブートメニューキーを押すとブートデバイスの選択画面が出る。
あらかじめUEFIで「CSM Support」を無効にしておくと、UEFIブートに対応していないデバイスが非表示になるので、選択が楽になる。


Ventoy のメニューで ISO ファイルを選択。


ミラーサーバーの地域を選択。「Japan」にチェックが入っているのを確認する。


「Save」を押す。

ターミナルを起動して日本語フォントをインストール。

sudo pacman -Sy
sudo pacman -S --needed otf-ipafont

Calamares を起動。

sudo calamares


「次へ」を押せるようになるまで待つ。1分以上かかることがある。

文字が小さくて読みづらい場合は次を実行。

xfce4-display-settings 


Scale を 1.25 にして「Apply」を押す。


「Tokyo」が選択されているのを確認。


キーボードモデルを選択。


「手動パーティション」を選択。


パーティションを作成。

私は3つのパーティションを作成しています。

パーティション サイズ 内容 ファイルシステム フラグ
/boot/efi 1024 MiB フォーマット fat32 boot
/ 20000 MiB フォーマット ext4 なし
/home 残り全部 保持 ext4 なし

/home パーティションは、初めて作成する場合のみフォーマット。
/ パーティションと /home パーティションを分けておくと、別のディストリビューションをインストールするときに /home パーティションをそのまま使えて便利。


デスクトップを選択。


インストールするパッケージを選択。


ユーザー名とパスワードを設定。


内容を確認して「インストール」をクリック。

インストールが終わったら再起動して設定を行う

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