2024-05-01
Calam-Arch-Installer は、Arch Linux を Calamares でインストールするためのディストリビューション。他の Arch 系ディストリビューションと違って、インストールされるパッケージの全てが Arch 純正なので、派生系特有の不具合が生じにくい。
こちら。
Ventoy をUSBメモリにインストール。USBメモリにOSのISOファイルをコピーするだけで、OSを起動できるようになる。複数のISOファイルをコピーすれば、起動するOSを Ventoy のメニューで選択できる。
Ventoy のバイナリをダウンロードして展開。
tar -xf ventoy-1.0.97-linux.tar.gz
cd ventoy-1.0.97/
USBメモリを差し込んで Ventoy インストーラを起動。
./VentoyGUI.x86_64
インストール先を確認して、新規の場合は「Install」を選択。USBメモリがフォーマットされ、Ventoy
がインストールされる。
既存の Ventoy をアップデートする場合は「Update」を選択。
USBメモリにISOファイルをコピーする。
Xubuntu
など、使用実績の多いOSも予備としてコピーする。インストールが失敗したときに、予備のOSがないと何もできなくなる。
USBメモリを挿してPCの電源を入れる。
BIOS画面でブートメニューキーを押し続ける。ブートメニューキーは次のとおり。
メーカー | ブートメニューキー |
---|---|
ASUS | F8 |
ASRock | F11 |
GIGABYTE | F12 |
MSI | F11 |
ブートメニューキーを押すとブートデバイスの選択画面が出る。
あらかじめUEFIで「CSM
Support」を無効にしておくと、UEFIブートに対応していないデバイスが非表示になるので、選択が楽になる。
Ventoy のメニューで ISO ファイルを選択。
ミラーサーバーの地域を選択。「Japan」にチェックが入っているのを確認する。
「Save」を押す。
ターミナルを起動して日本語フォントをインストール。
sudo pacman -S otf-ipafont
Calamares を起動。
sudo calamares
SourceForge から libpamac.pkg.tar.zst
を取得しているようで、「次へ」を押せるようになるまで1分以上かかることがある。
文字が小さくて読みづらい場合は以下を実行。
xfce4-display-settings
Scale を「Custom」にして、X と Y を「0.8」にする。「Apply」を押す。
「Tokyo」が選択されているのを確認。
; と : を打てるか確認。
「手動パーティション」を選択。
パーティションを作成。
私は3つのパーティションを作成しています。
パーティション | サイズ | 内容 | ファイルシステム | フラグ |
---|---|---|---|---|
/boot/efi | 1000 MiB | フォーマット | fat32 | boot |
/ | 20000 MiB | フォーマット | ext4 | なし |
/home | 残り全部 | 保持 | ext4 | なし |
/home パーティションは、初めて作成する場合のみフォーマット。
/ パーティションと /home
パーティションを分けておくと、別のディストリビューションをインストールするときに
/home パーティションをそのまま使えて便利。
デスクトップを選択。
インストールするパッケージを選択。
ユーザー名とパスワードを設定。
内容を確認して「インストール」をクリック。
インストールが終わったら再起動して設定を行う。