2023-02-09
Calam-Arch-Installer は、Arch Linux を Calamares でインストールするためのディストリビューション。他の Arch 系ディストリビューションと違って、インストールされるパッケージの全てが Arch 純正なので、派生系特有の不具合が生じにくい。
こちら。
Ventoy をUSBメモリにインストール。Ventoy をインストールしたUSBメモリにISOファイルをコピーすると、ISOファイルを直接起動できる。複数のISOファイルをコピーすると、起動するISOファイルを選択できる。
Ventoy のバイナリをダウンロードして展開。
tar -xf ventoy-1.0.54-linux.tar.gz
cd ventoy-1.0.54/
USBメモリを差し込んで Ventoy インストーラを起動。
./VentoyGUI.x86_64
インストール先を確認して、新規の場合は「Install」を選択。USBメモリがフォーマットされ、Ventoy
がインストールされる。
既存の Ventoy をアップデートする場合は「Update」を選択。
USBメモリにISOファイルをコピーする。
Xubuntu
など、使用実績の多いOSも予備としてコピーする。インストールが失敗したときに、予備のOSがないと何もできなくなる。
USBメモリを挿してPCの電源を入れる。
BIOS画面でブートメニューキーを押し続ける。ブートメニューキーは次のとおり。
メーカー | ブートメニューキー |
---|---|
ASUS | F8 |
ASRock | F11 |
GIGABYTE | F12 |
MSI | F11 |
ブートメニューキーを押すとブートデバイスの選択画面が出る。
あらかじめUEFIで「CSM
Support」を無効にしておくと、UEFIブートに対応していないデバイスが非表示になるので、選択が楽になる。
Ventoy のメニューで ISO ファイルを選択。
起動するとミラーサイトの選択画面が出るので、「Japan」にチェックが入っているのを確認する。日本のミラーサイトは少ないので、「South
Korea」にもチェックを入れるほうが良いかもしれない。
このディストリビューションは、インストール時に最新のパッケージをミラーサイトからダウンロードする。
「Save」を押す。
ターミナルを起動して日本語フォントをインストール。
sudo pacman -S otf-ipafont
Calamares を起動。
sudo calamares
文字が小さくて読みづらい場合は、モニターの解像度を下げる。
xfce4-display-settings
「1440x900」などに変更する。
「Tokyo」が選択されているのを確認。
; と : を打てるか確認。
「手動パーティション」を選択。
パーティションの配分についてはここを参考にする。
私は3つのパーティションを作成しています。
パーティション | サイズ | 内容 | ファイルシステム | フラグ |
---|---|---|---|---|
/boot/efi | 500 MiB | フォーマット | fat32 | boot |
/ | 20000 MiB | フォーマット | ext4 | なし |
/home | 残り全部 | 保持 | ext4 | なし |
/home パーティションは、初めて作成する場合のみフォーマット。
/ パーティションと /home
パーティションを分けておくと、別のディストリビューションをインストールするときに、/home
パーティションをそのまま使えて便利。
デスクトップを選択。
インストールするパッケージを選択。
ユーザー名とパスワードを設定。
内容を確認して「インストール」をクリック。
インストールが終わったら再起動して設定を行う。